建設業界ガイドブック
45/60

 中央職業能力開発協会 TEL 03-6758-2859■登録防水基幹技能者 (一社)全国防水工事業協会 TEL 03-5298-3793関係団体(一社)全国防水工事業協会http://www.jrca.or.jp/ TEL 03-5298-3793①ウレタンゴム系塗膜防水工事作業、②アクリルゴム系塗膜防水工事作業、③セメント系防水工事作業、④シーリング防水工事作業、⑤FRP防水工事作業、⑥アスファルト防水工事作業、⑦合成ゴム系シート防水工事作業、⑧塩化ビニル系シート防水工事作業、⑨改質アスファルトシートトーチ工法防水工事作業様々な建物や部位に対応する新たな技術 防水工事には、様々な建物およびその部位に適応できるように、種々の材料や工法が開発されています。●アスファルト系の材料を用いるアスファルト系防水工法●合成ゴム系・合成樹脂系などの材料を用いるシート防水工法●ウレタンゴム系・ゴムアスファルト系・アクリルゴム系・FRP系などの材料を用いる塗膜防水工法●セメント系の材料を用いるセメント系防水工法●各種のシーリング材を用いるシーリング防水工法アスファルト防水工事シーリング防水工事ウレタン防水工事 防水工事は建造物の基本的な目的である「雨露をしのぐ」ことを達成するために非常に重要な役割を担っています。建物の屋外では屋根、屋上、ベランダ、バルコニー、開放廊下、外壁などで、屋内では厨房、浴室、トイレ、シャワー室など、そのほか各種の水槽や地下施設などで行われおり、多様な工法(アスファルト防水、シート防水、塗膜防水、シーリング防水等)の中から最も適切な工法を選択し施工します。 近年、地球環境を考慮した都市創造の一環として、屋上緑化や太陽光発電が注目されていますが、防水工事業はこうした工事と関係が深く、屋上緑化では、岩を割るほどの力がある木の根に負けない防水材や耐根性シートの開発が植栽を可能にし、太陽光発電設備の設置では、防水工事業者の経験、技術が防水層を保護し、建造物を雨水から守り、人に優しい環境づくりに貢献しています。 今後建物に対する考え方が、開発から維持・保全へという方向に変わってくる中で、改修を含めた防水工事はますます重要になっています。 地震国でもあり、降水量も多い日本では、より高度な防水技術は不可欠であると同時に、工事の目的に最もかなった材料の選択、適材適所の判断ができる技術者と、様々な工法を的確に施工できる技能者が求められています。このような技術者・技能者となるためには、適切な防水設計ができる高度な知識と能力が要求されますが、この技術が建物を守ること、つまりは人命、財産を守ることにもつながり、社会から安心され信用される建物を残すという重要な役割を担っています。関連する免許・資格など■1・2級防水施工技能士45どんな仕事?仕事のやりがい24 防ぼうすい水工事業風雨や地下水から建物を守る屋上緑化や太陽光発電にも技術が生きる

元のページ  ../index.html#45

このブックを見る