建設業界ガイドブック
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■車両系建設機械運転技能講習 ※都道府県労働局登録教習機関■1・2級建設機械施工技士(2級学科  ) (一社)日本建設機械施工協会 TEL 03-3433-1501■登録機械土工基幹技能者 (一社)日本機械土工協会 TEL 03-3845-2727若高校等在学中に取得可能な資格関係団体(一社)日本機械土工協会http://www.jemca.jp/ TEL 03-3845-2727日本の建機は世界最高水準 建設機械は、ただパワフルなだけのゴツい乗り物ではありません。土をすくい取るショベルが付いていたり、土を押しならすためのブレード(鉄の板)が付いていたりと、いろいろな形のものがあります。こうした装置類に複雑な動きをさせるため、操縦席にはレバーやスイッチがいっぱい。最近ではそれらがコンピュータ制御になってきました。建設機械を動かすのには繊細な操縦技術が必要です。 だから、最近は女性操縦者も増えてきました。日本でつくられる建設機械は世界の最高水準にあります。今後ますます操縦・操作しやすく、乗り心地がよい建設機械が登場するでしょう。雲仙普賢岳での無人化施工風景(上)と遠隔操作による重機操作風景バックホウ情報化施工の建設機械若 ダムや道路や空港などの工事で、「土」を動かして「土構造物」をつくるのが仕事です。土工工事には土砂の掘削、盛り上げ、積み込み、敷きならし、根切りなどの作業があります。かつては人力で施工していましたが、今ではその作業のほとんどを機械で施工しており、建設工事の中でも最も機械化・近代化の進んだ仕事です。 施工は、一台一台機能の異なる機械を組み合わせて行います。この機械を組み合わせるバランスが悪ければ、機械の施工能力を生かせません。 この仕事は操縦技能も大切ですが、併せて、常に施工能率を考えさせられる、非常に知的な仕事です。 現在の建設機械には、危険な現場では建設機械の走行や作業装置の操作を、乗車しないで安全な機外から操縦できる機種(無人化施工)や、コンピュータが搭載され、プログラムを利用しながら作業を自動的にコントロールする機種(情報化施工)もあります。 これからは、こうした建設機械が現場で数多く使用されることになるでしょう。 建設機械「オペレータ」は、国民や経済にとって必要な道路や、災害を防ぐためのダムなどをつくる仕事をします。 建設機械のキャビンや操縦操作のレバーなどは、飛行機のコックピットを手本につくられているため、快適な環境で作業ができます。 機械土工工事業は「社会資本の整備事業」と言われ、人々の生活を便利にし、快適にし、豊かにし、地域社会にも大きく貢献しています。 建設機械を操縦して作業する「オペレータ」は、そこにも大きなやりがいと達成感を感じます。関連する免許・資格など24どんな仕事?仕事のやりがい03 機きかいどこう械土工工事業建機で土を動かして土構造物をつくる無線で遠隔操作できる機種も登場

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